ジルコニアインプラント
ジルコニアとは?
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとしても知られる酸化ジルコニウムを主成分とするジルコニアセラミックのことです。セラミックは歯科の被せ物などでも良く使用されているもので、その中でもジルコニアは最も硬いことで知られており、主に噛み合わせが強くかかる奥歯の被せ物やブリッジなどに使用されています。金属に匹敵する強度を持つことから「白い金属」とも呼ばれており、金属を使わないメタルフリーの材料として注目を集めています。
当院で取り入れているジルコニアインプラント
ジルコニアは、チタンと同様に「骨と結合する」という性質があるため、インプラントとして機能させることができます。インプラント方法としてはチタンの場合と同様に、インプラント体を埋めて骨との結合期間を待ち、その上に被せ物をする、というステップで治療を進めていきます。
◆SDSジルコニアインプラント
当院で取り入れているジルコニアインプラントは、スイスのSDSインプラントというものです。SDSインプラントは、ボルツ歯科医師が開発したもので、それまでのジルコニアインプラントの「折れやすい」という弱点を克服しており、FDA(アメリカ食品医薬品局)から承認を受け、ヨーロッパでもその品質を認められています。
SDSジルコニアインプラントは、その品質の高さに定評があり、ジルコニアインプラントのトップシェアを占めています。
当院で取り入れているジルコニアインプラントは、スイスのSDSインプラントというものです。SDSインプラントは、ボルツ歯科医師が開発したもので、それまでのジルコニアインプラントの「折れやすい」という弱点を克服しており、FDA(アメリカ食品医薬品局)から承認を受け、ヨーロッパでもその品質を認められています。
SDSジルコニアインプラントは、その品質の高さに定評があり、ジルコニアインプラントのトップシェアを占めています。
ジルコニアインプラントのメリット
ジルコニアインプラントには、次のような優れたメリットがあります。
金属アレルギーを起こさず、安全性に優れる
多くのインプラントで使われているチタンも金属アレルギーのリスクは非常に低いですがゼロではなく、ごく稀にアレルギーを起こすことが報告されています。ジルコニアインプラントは金属を一切使用せず、また材質自体も溶け出したりすることがありませんので体により安全です。
強度に優れる
ジルコニアは金属に匹敵するほどの強度を持ちます。特に当院で使用しているSDSインプラントは他のメーカーのものよりも破折しづらいため、強い力がかかってもしっかりと噛むことができます。また耐久性にも優れますので長期的に安定して使い続けることができます。
審美性に優れる
ジルコニアは金属色をしておらず、白色ですので、より審美的に治療をすることができます。特に前歯など目立つ部分の場合、その美しさが際立ちます。
インプラント周囲炎を起こしにくい
ジルコニアはチタンと比べても傷がつきにくいため、プラーク(歯垢)がつきにくいという性質があります。それゆえ、プラークが原因で起こるような歯茎の病気を起こしにくく、インプラントを失う原因となるインプラント周囲炎のリスクを下げることができます。
ジルコニアインプラントのデメリット
費用が高め
ジルコニアインプラントは、通常のチタン製のインプラントと比べて金額が高いため、その分治療費も高くなってしまいます。
対応出来ない症例がある
ジルコニアインプラントは、チタン製のインプラントに比べると歴史が少ないため、対応出来ない症例があります。例えば、ザイゴマインプラントなどです。当院では、メリット・デメリットを見極めて、最善となるインプラント治療をご提供しています。
チタンインプラント、ジルコニアインプラントともに、それぞれメリット・デメリットがあります。材料を選ぶ際は、ご自分にどちらの方がより合っているかを担当ドクターとよく相談の上、検討されることをおすすめします。