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CTの活用と上あごのインプラント治療・・・

なんだかちょっと・・・暖かくなって
きましたね(^^)
このまま春がくると良いのですが・・・(^^;

さて・・・今日は、上あごのインプラント治療に
ついて・・・

上あごの奥歯の部位の上方には、鼻の穴(鼻腔)の
両脇にある骨の中の空洞(上顎洞)があるため
顎の骨の量が少ない方が多いのです

ですので、インプラントを骨に植えようとしたときに
十分な骨の量が無い・・・ということも多々あります

そういった場合には、骨を増やす(骨の再生)治療を
同時に行わなくてはいけません

 

まずはこの映像を・・・

左上7番欠損1

CT撮影を行い、そのデータから3D画像を表示したところです
ちょっと見にくいかもしれませんが、上の奥歯が一本ありません
※向って右上の一番後ろの奥歯です・・・

その部分の断面を見てみると・・・

左上7番欠損4

青い縦のラインが走っているところの上の部分を見ると
薄い骨が残っているのが分かります
※白い部分が骨で、その上の黒い部分が上顎洞という
空洞を表しています

上顎洞までの距離は4mmほどしかないため、
このままではインプラントを植えられません・・・
※通常のインプラントは、8mm以上の長さです・・・

で・・・ソケットリフト(インプラント植えると同時に上顎洞の底を
持ち上げて骨を増やす方法・・・)を行ってインプラントを植えると

左上7番 Socket Lift4

先ほどと比較して、上顎洞の底が持ち上がり、インプラントを植えた
周囲に白い骨が増えているのがわかると思います

これを3D画像で、上顎洞を上から覗き込んで見てみると
術前、術後でこんな感じです・・・

左上7番欠損2

左上7番 Socket Lift3

2枚の映像を比較すると、右側に見える上顎洞の底が
こんもりと盛り上がっているのがわかると思います

しっかりとした診断(CTなど・・・)を行い、
しっかりとした手技をもって行えば、非常に安全で確実な
方法です・・・

いずれにしても、その状況がどのようなもので、それに対して
適正な方法は何か???・・・ということを、良く考えて
方法を選択する必要があります!

でも何よりも・・・色々な方法が選択できるようになった
現在のインプラント治療は、非常に有効にかつ安全に
そして確実に行えるようになってきました

上あごのインプラント治療は、過去においては難しいとされて
きましたが、このような診断と方法を活用すれば
現在においては、十分に可能なものになってきています

日進月歩の材料と技術の革新!!!
目が離せませんね(^^)